OS自作入門:QEMUをインストールしてフロッピーディスクをエミュレート
OSの自作には興味があったので川合秀実さん著の「30日でできる!OS自作入門」を買ってみました。付属のCDが充実していて、ソースコードやOSの実行に必要な各種ツールなどがそろっており、本に記載されている通りの方法で実行できます(素晴らしい!!)。
https://book.mynavi.jp/supportsite/detail/4839919844.html
とはいえ、せっかくなので実行環境の準備は自分でやってみたいな、と思い自身のPC(Windows 10)にQEMUをインストールしました。
QEMUのインストール
まずはQEMUのダウンロードサイトにアクセスします。
https://www.qemu.org/download/#windows
64bitのWindowsにインストールするので64bitをクリックします。
最新のインストーラをダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラを実行します。実行するとセットアップウィザードが立ち上がります。
インストール時の言語選択です。「English」のまま「OK」を押します。
「Next」を押します。
ライセンス条項に同意するか聞かれます。同意する場合は「I Agree」を押します。
インストールするコンポーネントを選択します。デフォルトのまま全てにチェックが入った状態で「Next」を押します。
インストール先のパスを選択します。特にこだわりはないのでデフォルトのまま「C:\Program Files」の下にします。
インストールがはじまります。
インストールが終わると完了画面が表示されます。
QEMUでOSを起動する
OSが起動できるかやってみます。
「30日でできる!OS自作入門」ではフロッピーディスクのディスクイメージからOSをブートします。helloos.imgがディスクイメージです。「hello world」と文字を表示する簡素なものです。
フロッピーディスクをマウントするのでqemuの-deviceでfloppyを指定しています。
PS C:\Users\muknow\Documents\OS自作入門\my_work\helloos0> ls ディレクトリ: C:\Users\muknow\Documents\OS自作入門\my_work\helloos0 Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- -a---- 2004/04/01 1:07 7 !cons_9x.bat -a---- 2004/04/01 1:09 7 !cons_nt.bat -a---- 2005/05/29 13:36 1474560 helloos.img -a---- 2005/05/29 13:36 1474560 helloos.nas -a---- 2005/03/04 22:13 38 install.bat -a---- 2005/03/03 13:24 85 run.bat PS C:\Users\muknow\Documents\OS自作入門\my_work\helloos0> qemu-system-x86_64 -blockdev driver=file,node-name=f0,filename=helloos.img -device floppy,drive=f0
無事、起動ができました。